インビザラインの平均費用はどれくらい?保険適用についても解説

インビザラインの平均費用はどれくらい?保険適用についても解説

こんにちは。千葉県流山市にある歯医者「ABC歯科クリニック」です。

  • インビザラインの平均費用はどれくらい?保険適用についても解説

インビザラインは、透明のマウスピースを装着して歯並びを矯正する治療方法です。装置が目立たないという特徴が人気の治療方法です。

そこで気になるのが「矯正費用」ではないでしょうか。矯正治療は、病気の治療を目的としていないため、基本的に自費治療となるため保険診療に比べると高額になります。

今回は、インビザラインの費用はどのくらいかかるのか、インビザラインのメリット・デメリットと合わせて詳しく解説します。

 

インビザラインとは

 

インビザラインは、ワイヤー矯正で使用するような金具やワイヤーを使用せず、取り外し可能な透明のマウスピースを装着して歯並びを治す矯正方法です。

インビザラインでは、まず3D口腔スキャナー等を用いて、患者さん一人ひとりに合わせたデジタルデータを集めます。その後、綿密な治療計画のもと、歯をどのように動かしていくのか治療計画を立てていきます。そして、歯並びが整うまでの30枚〜50枚のマウスピースが出来上がります。このマウスピースを使って歯を動かしていくわけです。

 

インビザラインで歯が動く仕組み

 

マウスピースは、実際の歯並びに対して少しズレた状態で作られています。そのため、装着するとズレた方向に持続的に力がかかり、歯が少しずつ動くようになっています。

マウスピースを毎日装着して、1〜2週間ごとに次の段階のマウスピースに交換していくことで、徐々に歯を動かしていきます。マウスピースは取り外しができますが、1日20〜22時間装着しなければなりません。

 

インビザラインのメリット・デメリット

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どんな治療法でもメリットとデメリットがあるように、インビザライン治療にもメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を知ったうえで、治療の選択をするのがよいでしょう。

 

インビザラインのメリット

インビザラインのメリットは、以下の4つです。

・装置が透明で目立たない

従来のワイヤー矯正では、歯に装着するブラケットやワイヤーが目立いました。見た目が気になる方にとって、装置が目立たないのは大きなメリットといえるでしょう。

また、透明のマウスピースの形をしているので、口を開けても周囲の人にはほとんど気付かれません。口元の見た目が気になる方や、接客業をしている方でも安心です。

・取り外しができる

マウスピースは取り外しが可能なので、食事をするときや歯みがきをするときは外すことができます。不快感がないので、矯正をする前と同じようにおいしく食事をすることができるでしょう。

また、お口の中を清潔に保ちやすくなります。ワイヤー矯正などで、ブラケットやワイヤーを歯に装着していると、細かいところの汚れが取れにくく衛生的でないばかりか、虫歯のリスクが高くなってしまいます。

マウスピース矯正の場合は、歯の清掃はしやすいですが、必ず清掃をしてからマウスピースをつけることが大切です。清掃をしないままマウスピースをつけてしまうと、細菌に蓋をしてしまうような状態になり、細菌が繁殖してしまいます。必ず丁寧に歯みがきをしてからマウスピースを装着するようにしましょう。

・痛みや違和感が少ない

インビザラインは、従来のワイヤー矯正と比べて弱い力で少しずつ歯を動かしていくので、痛みや違和感が少ないという特徴があります。

ただし、全く痛みや違和感がないわけではありません。

・通院回数が少ない

インビザラインは、治療計画の段階で、完成までの歯並びを想定したマウスピースが作られるため、途中の調整が必要ありません。その都度調整が必要なワイヤー矯正より通院回数が少なくなります。

ただし、経過観察のための通院は必要ですので注意しましょう。

 

インビザラインのデメリット

インビザラインのデメリットは、以下の3つが挙げられます。

・取り外しができる

メリットにもあげた「取り外しができる」点は、デメリットにもなります。

簡単に取り外しができるのでついつい外したくなりますが、インビザラインは1日20〜22時間の装着を想定しています。きちんと装着していないと、計画通りに歯が動きません。例えば、歯みがきをしたあとに装着しないまま寝てしまう状態が続くと、予定通りに歯が動かなくなってしまいます。

決められた装着時間や交換時期をきちんと守りましょう。

・治療できないケースがある

インビザラインは多くの症例に対応できますが、なかには治療が難しいケースがあります。特に、抜歯が必要なほど歯を大きく動かす必要のあるケースや上顎や下顎の歪み・アンバランスが関係しているケースは難しいでしょう。

無理にインビザライン治療だけで行おうとせずに、従来のワイヤー矯正と組み合わせるほうがよい場合もあります。

・治療期間が延びてしまうことがある

インビザラインは、最初の治療計画に基づいて、歯並びが整うまでのマウスピースを作成します。途中で装着時間が足りなかったり、マウスピースの取り替えがうまくいかなかったりした場合には、計画通りに治療が進まず、治療期間が延びてしまうことがあります。

また、矯正治療全般に言えることですが、お口の中の状況は人それぞれ違うため、予定通りに進めていても計画通りに歯が動かないことはあり得ることです。治療期間については、余裕をもって考えておくとよいでしょう。

 

インビザラインの平均費用

インビザライン矯正は、自費治療となるので歯科医院よって費用が異なります。また、部分矯正なのか、全体的な矯正なのかによっても費用に差がみられるでしょう。

部分矯正の平均費用は30〜40万円で、全体矯正の平均費用は70〜100万円程度です。矯正費用に加えて、歯科医院によっては健診ごとに4,000円〜1万円かかることが多いでしょう。

 

インビザラインは保険適用や医療費控除の対象になる?

インビザラインは保険が適用されません。インビザラインだけでなく、矯正治療は基本的に保険が適用されないケースが多いです。

ただし、顎変形症など先天的に問題がある場合には、保険が適用されます。保険適用の場合、決められた方法で矯正治療を行う必要があるので注意しましょう。

 医療費控除の対象となるか

医療費控除とは、1年間の医療費が一定の額を超えた場合に受けられる所得控除のことです。簡単にいうと、確定申告で医療費控除を申請することにより、税金の一部が還付される仕組みです。

インビザラインに限らず矯正治療全般で言えることですが、見た目をよくする目的のみで矯正治療を行なった場合は、医療費控除の対象になりません。

ただし、例えば噛み合わせの問題や不正歯列の改善に矯正治療が必要だと判断された場合には医療費控除の対象になります。こどものの矯正の多くは医療費控除の対象になると言えるでしょう。

医療費控除の対象は、矯正装置にかかった費用だけでなく、通院ごとにかかる調整料、病院に通院するためにかかった公共交通機関の交通費、処方された痛み止めの費用なども含まれます。領収書等をきちんと保管しておくようにしましょう。

 

まとめ

  • インビザラインの平均費用はどれくらい?保険適用についても解説

インビザライン治療は、部分矯正か全体矯正によって異なりますが、30万円〜100万の高額の治療になることが多いです。インビザラインだけでなく、矯正治療は費用と治療期間がかかるものですので、じっくりと考えて決めるのがよいでしょう。

インビザライン治療は、他の治療法と同じようにメリットとデメリットが存在します。高額な治療なので、後悔しないためにもメリットだけではなく、デメリットもきちんと理解して治療を行いましょう。

インビザラインを検討されている方は、千葉県流山市にある歯医者「ABC歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

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